万座 湯房物語



湯房物語(7)

話。

2月2日午前11時30分。
私は日本橋の三越劇場にいました。
演目は「浅草物語」・・・座長は手話のオーソリティー、女優の 花井紫さん です。
昨年は鬱病、今年は臍帯血がテーマになっており、涙あり笑いありの本当に心に残るしっかりした舞台でした。
d0137653_20313927.jpg
花井さんと私の出会いは、かれこれ10年くらい前になるでしょうか。。。
当時は、まだまだ聴覚に障害を持った方への理解が薄く、コミニケーションの手段もどうして良いのかわからない方が殆どで、聾唖者同士が手話で話しているところを見ると、奇異に思う方も多くいらしたと記憶しております。仕事柄私は、時折お見えくださる聾唖者のお客様の為に何か出来る事はないかとか、筆談以外のコミニケーションは無いのかと思っていたところ、花井さんに出会い、彼女の指先が手話表現する言葉の美しさに心を打たれ、そこから私のにわか勉強が始まりました。

d0137653_2115666.jpg近くに手話サークルなど無かったので、ビデオや本を買って勉強したり、お客様としてお泊り下った聾唖者の方に教えて頂いたりしました。

☆最近使っている本
●わかりやすい手話辞典―日常会話でよく使う約2000語の日本手話を収録


d0137653_21163139.jpg
手話を覚え始めると「手話の出来るおもしろい女将がいるらしい。。。」ということで、沢山の聾唖者のお客様にご来館いただいております。(当館は伝言ボード・お知らせ君・文字チューナー完備)



d0137653_20382672.jpg花井紫さんは、プロの女優さんですが、演技経験の無い聾唖者の皆さんもご一緒に「は~とふるはんど」という劇団を立ち上げ、手話芝居を7年間も続けて公演されていらっしゃいます。
人情劇あり、歌あり、ダンス有りの素晴らしい舞台です。今年は終わってしまいましたが、来年の2月も公演があります。皆様、絶対いらして下さいね!

花井紫&は~とふるはんど http://www.heartfull-hand.com/index.html


d0137653_21333289.jpgさてさて、その三越劇場にハワイ在住の天才画家「浅井力也(RIKI)」君と彼のママと御一緒させて頂きました。
小児麻痺で生まれた彼はうまく言葉が話せません。日常的なママとの会話は、手話を使っているのです。
浅井力也君のお話は次回のブログでたっぷり書かせていただきますが、RIKIは3月3日夜23時30分~やっている「ニュース23」(司会:筑紫哲也)で特集されますので、よろしかったらご覧下さい。

万座はマイナス9度です。
皆様風邪などひかれませんよう、お気をつけ下さい。




---湯房物語の続き---

d0137653_2164159.jpg暦は2002年。。。雪の多い年だった。

2月のある日、何日も続く吹雪に気がめいる毎日だった。
「太陽はどんな形だったっけ?」などと皮肉なジョークでも言いたくなるほど毎日毎日うす曇の重い空から降り続く雪。

それどころか夕方からは風が出てきて毎晩恐ろしいような吹雪が続いた。
2月19日の早朝、露天風呂の極楽湯の男女の仕切りが倒れたとの報告が入る。

手で押してもびくともしない頑丈な板が倒れる程の仕切りが倒れてしまう現実に、風雪の凄さを感じる。当然、湯治場の旧日進館の温泉は閉鎖せざるを得ない。

湯房を計画する中で、温泉を提供すると同時に、安全も提供するのだと言うことを肝に銘じた出来事だった。


万座温泉 日進舘 トップへ
万座温泉 日進舘 宿泊プラン一覧ページへ
[PR]
by manza_mama | 2008-02-07 21:43 | 湯房物語(6)~(10)
<< 湯房物語(8) 湯房物語(6) >>


万座温泉・日進舘女将が、湯房建設のエピソードをつづります。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
カテゴリ
以前の記事
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧