万座 湯房物語



湯房物語(11)


な書道。

近頃はワープロやパソコンの普及で手紙を書く方が少なくなったと聞きます。

d0137653_2127272.jpg私も出来ればメールや電話でお返事したい人の一人なのですが、ある方・・。この方は「日本のものこと研究所」の代表でいらっしゃる木全恵美さんですが、後日改めて特集ページを作って全世界にご紹介したい素敵なスーパーレディーなのですが、その方のご縁で「かな書道」と言うものに出会いました。

先生のお名前は栗林光雨先生。大和撫子を絵に描いたような素敵な先生です。

子供の頃、お習字に通ったり、学校で習ったりした方も多いのではないでしょうか。暫くぶりに墨を摩り、真っ白い半紙の前に座り、書き始めると、子供の頃は感じなかった「書」「墨」「筆」の何ともいえない奥の深さにやっとこの年で分かったような気が致しました。

こんなにも美しく、魅惑的で楽しいものなのかを感じさせてくださった栗林光雨先生に五十路の手習いで月に一度お稽古に通わせていただいております。


そんな出会いの中で生まれたのが、新館「湯房」の客室に飾られている額の「書」でございます。
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万座にちなんだ木々の一文字を栗林先生にお書きいただきました。(上は「」)
一筆一筆表情の違う字を客室に飾る事ができ、大変嬉しく思っております。


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  これは、





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  これは、





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  これは、ブナ







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当館には森林インストラクターの資格をもっているインタープリタースタッフがいて、その一文字についてのご説明もインフォーメーションの中に入れさせていただいております。



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万座では 朝日山から太陽が昇り 一日がはじまる
この山の主であるゴヨウマツ(五葉松)は樹齢500年
群馬一の巨木
万座のマツ属 チョウセンゴヨウ(朝鮮五葉) ハイマツ(這松)も同じく葉は五枚
そして薬効高い万座の山菜コシアブラ、タラノメ、ヤマウドなどはウコギ科(五加)のグループ
長寿と健康に 万座の“五”が とても深く関係している
太陽の恵みに感謝して 今日も良い日でありますように
日進舘インタープリター 木村道紘



人生は出会いで決まるといいます。
出会うときは小さなきっかけでも、後で大きなご縁に結びつくのだなぁとしみじみ思います。

湯房にお泊りの際は「額」のチェックを忘れずに!



---湯房物語の続き---

今回の設計も万座を良く知り、温泉建築の経験も豊かな市川総合設計事務所の市川先生にお願いする事が決まり、浴場棟の設計図を眺めてはああでもない、こうでもないと意見を出し合った。


d0137653_231166.jpg湯量の豊富な万座だからこそ出来る、風呂めぐりが楽しいお風呂にしよう。建物の基礎を上げて、万座の景色が一望できるお風呂にしよう。その建物の中で軽食が取れたら良いのではないか。次々に夢のある意見は出るのだが、何故か私の心に平安は無かった。安全を第一に考えてスタートしたこの計画は、盛り上がっては消え、消えては又盛り返す湯房計画から少しずれてきている事を感じ始めていたからだろうか。。。


夏に起こった事故についても心が整理できない中で、いつしか私の中に旅館業を続けていく事へのの恐怖心さえ芽生えていたように思う。それでも日々の仕事は待ったなし。感謝な事に連日多くのお客様がいらしてくださり、ルーティーンの仕事に追われていた私は、気が付いたら頭に500円玉大のはげが2箇所出来ていた。ドンマイドンマイ!20年前にも同じような禿が出来たことがあったことを思い出した。人はストレスを溜めると体の一番弱い所に出るんだと誰かが教えてくれた。だから私は頭に出たんだなぁと妙に感心した。

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by manza_mama | 2008-03-15 21:22 | 湯房物語(11)~(15)
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万座温泉・日進舘女将が、湯房建設のエピソードをつづります。
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