万座 湯房物語



湯房物語(53)・最終回

月7日

嬬恋村では春を告げる福寿草が見頃を迎えています。

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今日、私は52歳になりました。

これから私は、新しい自分になって生きていきます。
今までもそうでしたが、沢山の方々にお世話になり、励まされ、勇気づけられ頑張ることができました。
心から感謝します。

昨日と今日で大きく変わることでは有りませんが、51歳の一年間を振り返りますと、非常にネガティブに物事を考えがちでした。(更年期障害!)
今日からは、ポジティブな自分作りをして、前向きに生きて行きます。
光の中を胸を張って歩み、神様にほめられる晩年を生きたいです。

さて、今日をもちまして女将のブログ、並びに「湯房物語」を完結します。
づっとお読みくださいました皆様、文中に登場してくださいました皆様に感謝申し上げます。
暫く心と体を充電して、新たな発信を考えております。

d0137653_15142295.jpgさてさて、52歳の記念に携帯ストラップを買いました。とっても気に入ってます。
実は、ブーちゃんと呼ばれていた時期がありました。。。

このブーちゃん、よく見ると頭に真珠がついてます。「豚に真珠」・・・超かわいいです!

それでは皆様、素敵な「春」をお過ごし下さいませ。


---湯房物語の続き---

英子さんとは、先代の二番目の娘にあたり、須坂市に嫁ぎ、身体を壊して中之条の病院に長年入院していた主人と専務の実の姉である。どんなに湯房に泊まってみたかったことだろうか。私自身も新築に夢中になり、近頃はろくにお見舞いに伺わなかったことが悔やまれる。私はぴかぴかの出来上がったばかりの「からまつ」で最初の涙を流した。「英子さんごめんなさい。寂しかったでしょう。会いに行かなくてごめんなさい。こんなに立派に湯房が出来ました。一生懸命頑張りますから許してください。見守ってください。」と新品のテーブルを拭きながら一人でいつまでも泣いていた。

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12月28日、突然フロントから、今日からお客様を入れてくださいとの事。有難いことに予約がオーバーブッキングしているとの事。28日は最終チェックの日と考えていた為戸惑いこそしたが、営業が頑張っている事の証なので、「まかしておきなさい!」と言い放ったのは良いが、充分でない備品などもあり100パーセントの完成度ではなかったが、宿泊を予定されている方は日進館と長年お付き合いのある業者さんで、この湯房の工事にも携わってくださった浅間設備さんの忘年会旅行と言うことで、細かな不備はお許しいただく事をお願いし、何とか準備が整った。

d0137653_1510123.jpg初めてのお客様が泊まり、本格的な営業が始まった。


2008年の1月16日。二週間遅れで、待ちに待った「万天の湯」が完成し、ついに日進館「湯房」が完成スタートした。


<最後に。。。>


2007年は、私にとって忘れられない年になりました。怒涛のように過ぎ去った、6年余りの日々。湯房のお陰で、どれだけの勉強をし、どれだけの経験をし、どれだけの人に会えたでしょうか。

大野専務と若女将に助けられながら、社員や家族に励まされながら、やっと30年間万座で頑張ってきた証が形になりました。

御世話になった多くの方々への感謝の言葉は言い尽くせないものが有ります。御協力頂きました皆様。

「本当に有難う御座いました。」

先が見えない経済不況の中、株式会社 日進館 の為に心血を注いで励んでくださる社員の皆様。

「女将の夢を叶えてくれて有難うございます。心から感謝します。」

この湯房物語を書かせて頂いたお陰で、自分自身も建築中の様々な出来事を振り返ることが出来ました。

これからも、日進館にお越しくださり、支えてくださるお客様に喜んで頂ける宿づくりに励んで参りたいと存じます。

これで、湯房物語は完結しますが、女将のブログをお読みくださいました多くの皆様に感謝し、心からの御礼を申し上げます。

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完      黒岩 麻利子  


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# by manza_mama | 2009-04-07 15:08 | 湯房物語(51)~(55)

湯房物語(52)

もなく休館日

3月31日でホワイト期(スキーシーズン)が終了します。
4月1日の午後から4月4日の午前中まで休館します。

その間は、メンテナンス休暇とも言い、様々な工事や点検が行われます。

d0137653_18415914.jpg冬の間、風雪から守ってくれた玄関の風除室も取り壊され、元の玄関に戻ります。
雪害によって痛んだ箇所を直したり、ボイラーや浄化槽の清掃をしたり、沢山の業者さんが館内を行きかいます。

今年も、畳替えをしますが、何と、約1200枚の畳替えは見ごたえがあります。。。なんて暢気なことを言ってる場合ではないのです。


来シーズンも社員一同頑張りますので、グリーン期も宜しくお願い致します。


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4月4日は午後12時から「カフェつま恋」もオープンしています。
是非お出かけくださ~い☆




---湯房物語の続き---

12月27日消防署の再検査が行なわれ、全ての案件がクリアーされた。これでこの瞬間から湯房は守谷商会さんから株式会社日進館のものになり、営業して良いですよというお墨付きを頂いたことになるのだ。責任も大変であるけれど、長年の夢が叶った瞬間だった。消防署の許可が正式に出る前から、既に何台ものトラックが到着して出番を待っていた。私は8階の窓から携帯を握り締め、第二駐車場で納品業者のトラックを誘導する山田部長と連絡を取りながらの仕事が始まった。

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最初に搬入口に並んだのはベッドの会社、その後に寝具、その後にリネンというように、無駄の無い仕事が求められた。計画も無くいっぺんに納品されてしまった場合、混乱するばかりか、寝具などが直接床や廊下に置かれて汚れてしまう心配もあったし、雪の為搬入口が狭くなっていることも心配の一つであった為、これ程携帯電話の有難さが身にしみた事もなかった。からまつで使用する椅子とテーブルも間に合い、ほんの数時間の間に、湯房という箱が日進館という個性と人柄を持つ建物に変った。

一年以上経った今でも、あの時のことを思い出すと、胸が熱くなり血潮が滾ったあの思いは、生涯忘れる事はないとお思う。

そんな、感動的な時間が経過し、すでにトラックも帰えり時計を見たら17時を過ぎていたと記憶する。。。専務が蒼ざめた顔をして「からまつ」にやってきた。私は注文した椅子の張り地でも見にいらしたのだとばかり思っていたら、「秀子さんが息を引き取ったので、病院に行ってきます」と事。私は一瞬何が起こったのか分からなかった。



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# by manza_mama | 2009-03-31 18:17 | 湯房物語(51)~(55)

湯房物語(51)

業シーズン

桜の季節になりました。
私の一番好きな花 「桜」 おこがましい事を言えば、桜は私自身です。
その位、思いの深い桜の季節になり、あちこちで目にする機会があるごとに、必ず涙が出てしまうのです。
何故なのかは教えられませ~ん。
巷では卒業シーズンですね。嬉しい涙を流される方々も多くいらっしゃることでしょう。
おめでとうございます

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私は桜の花びらになって、お世話になった方に「ありがとう」を伝えに行きたいです。


---湯房物語の続き---

12月25日、消防署立会いの検査が始まった。概ねOKではあったが、細かい諸注意を頂き、早急に指摘箇所を改善する作業にかかる。なんなく対処できることであっても、法令巡視を第一優先し、安全基準からすこしでも外れた事柄に関しては、細心の注意が求められる事であるから、当然の手直しや指導であったと思う。27日に再検査することになったが、私の心に何の不安も無かった。

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12月26日、ついに土木事務所、保健所の許可が下りた。喜ぶ暇も無く納入作業が開始された。答えがでるまでの間、湯房担当スタッフとミーティングを重ね、段取りを細部にわたって指示を出し、検査の結果が出次第作業でいるよう、清掃を始めていたし、食器関係も既に洗って準備をしていたし、何処に何を置くのかも決まっていたために、作業はスムーズに行なわれた。明日はいよいよベッドなどの大きな家具の納品がある。緊張している自分と、わくわくして感動している自分がいた。こんなに素敵な瞬間を経験できて、何て幸せなんだろうと世界中の人に「有難う!」と叫びたい気持ちだった事を覚えている。



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# by manza_mama | 2009-03-21 14:23 | 湯房物語(51)~(55)

湯房物語(50)

候が良くなったから。。。気功

d0137653_20384484.jpg3月19日から、気功術の福田先生が来館し、様々なプログラムを開催致します。

武活道 ~ Martial Arts Life ~
武術を通して、心と体に活力を得、自分らしい人生を歩む
http://www.manza.co.jp/tenant/bukatsudou.html


気。。。という字がついているから、体を動かすことによっての身体的向上効果も然る事ながら、自分自身が持つ自然治癒力をいかに引き出すかは、その人の心が決めるような気がしてなりません。

良い気・・・やる気・元気・勇気
悪い気・・・短気・浮気・病気

  と どなたかがおっしゃいました!

春らしくなってまいりました。私も良い気を沢山体に充満させて、まずは

「下半身ダイエットコース」に挑戦しま~す!

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---湯房物語の続き---

クリスマスイブ。いよいよ明日は竣工を迎える。最後の自主点検の後、26日には土木事務所・保健所の立ち入り検査が行なわれ、そこでOKが出ないと、備品を納入する事ができない。そればかりか、年末年始の予約を既にお取りしている関係上、NOは許されないことであった。27日には消防検査も控えている。建物は建ってからのほうが大変なのだ。OKが出ることを信じて、明日には大型備品の納入も予定されている。新潟や東京から、大きなトラックが何台も万座に集まるのだ。「神様、全てに主の守りがあると信じています。」そう祈りながら、クリスマスを迎えた。



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# by manza_mama | 2009-03-18 20:54 | 湯房物語(46)~(50)

湯房物語(49)

んにゃく

群馬の特産であるこんにゃく玉で、手作りこんにゃくを作りました。

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お芋を剥いて、ブレンダーで粉砕し、お水を加えて過熱します。
ふつふつと泡が立つほど熱が通ったところで、お湯で炭酸ソーダを溶かしたものを加え、再度加熱。
いい感じに混ざったら常温に冷やし、切り分けて熱湯で煮出しながらアク抜きをします。
二時間くらい煮出せばほぼ完成。d0137653_22572960.jpg

料理長、スタッフ達と挑戦した楽しい時間でした。
沢山作り、コンスタントにレストランに出せるよう頑張りたいです。
最初のうちは、出たり出なかったりだと思いますが、楽しみにしていてください!


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---湯房物語の続き---

12月12日、毎年クリスマスにお見えくださる淀橋教会の峯野牧師がご夫妻でご来館くださり、新築中の建物をご案内した。兼ねてより私達の事業をお祈りによって支えてくださっていた先生と共に、最上階(現851号室)まで上り、職人さん達の右往左往する中で、心を静め神を崇め、峯野先生と私だけの祈りの時が与えられた。峯野先生は聖書をお持ちになり、詩篇112編をお読みくださった。

「主を褒め称えよ。主を恐れて、もろもろの戒めを大いに喜ぶ人は幸いである。その子孫は地において強くなり、正しいもののやからは祝福を得る。繁栄と富はその家にあり、その義はとこしえに、うせる事はない。光は正しいものの為に暗黒の中にもあらわれる。主は恵み深く、あわれみに満ち、正しくいらせられる。恵みを施し、貸すことをなし、その事を正しく行なう人は幸いである。正しい人は決して動かされることなく、とこしえに覚えられる。彼は悪い訪れを恐れず、その心は主に信頼してゆるがない。その心は落ち着いて恐れることなく、ついにそのあだについての願いを見る。彼は惜しげなく施し、貧しい者に与えた。その義はとこしえにうせることはない。その角は誉れを得てあげられる。悪しき者はこれを見て怒り、歯をかみならして溶け去る。悪しき者の願いは滅びる。」

峯野先生の満面の笑顔とこの御言葉によって、いかなる困難や迫害が押し寄せても、恐れることの無い自信を頂いた。湯房は沢山の人の手を借りながら、神様がプロデュースしてくださったのだから、経済が不透明なこの時期の事業拡大を批判する声が聞こえてきたものの、そんな言葉に負けないだけの勇気と知恵と力を頂き、絶対にこの建物が当社の救世主になることを確信したのだ。

「主の誉れは永久にうせることはない」


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# by manza_mama | 2009-03-15 22:31 | 湯房物語(46)~(50)


万座温泉・日進舘女将が、湯房建設のエピソードをつづります。
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