万座 湯房物語



カテゴリ:湯房物語(1)~(5)( 5 )


湯房物語(5)

美人です!!!!

1月19日大安。
いよいよ「万天の湯」がデビューしました。


本館からはエレベーターを3機乗り継いで頂きますが、高台にありますので景色は最高です!
平成20年1月1日より、万座温泉ホテルという名で親しまれていた名前を日の進む舘と書いて「日進舘」に変えての営業ですが、夕方湯房の窓や万天の湯から見える景色は、まさに日が東から西に進み行くのが見えます。そんな舘を大切に、次の世代に渡して行きたいと思っています。

そこで、ず~~~~っと大切に隠しておいた当館の 若女将 を紹介します。

12歳で軽井沢在住のアメリカ人の家庭にホームステイして、高校・大学はフィラデルフィアに留学し、陶芸を学んで帰国しました。
何度もアメリカで賞を頂き、帰国後も陶芸の仕事をしていたのですが、万座が忙しくなって来たことで、一念発起し働いてくれるようになった本当に心優しい女性です。

体は小柄ですが、何をやるにも一生懸命で・・・美人です!!!!
顔は日本的ですが、考え方はアメリカ人で・・・美人です!!!!

写真は直ぐに出すのがもったいないので、いずれ出しますからお楽しみにしていてください。
今は修行中ですから、現場に出てスタッフと共に汗を流しております。いくつかのヒントを書きましたので、見たい方は直接日進舘にお運びくださいませ。


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  若女将
  焼物作品の一部




  今回撮影した部屋、本館洋室213号室 お部屋の詳細はこちら
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---湯房物語の続き---

2001年9月13日午前10時。草津と志賀高原を結ぶ292号線だけが通行可能との知らせ。但し、陥没した道路を応急的に作っただけの細い道を歩いて頂き、草津から登ってきた観光バスが待機しているので、各旅館が責任を持ってお客様を安全に誘導するようにとの連絡が入る。閉じ込められていた全てのお客様全員にメインダイニングにお集まりいただき、今回の台風での一連のご報告と、不行き届きをお詫びし、お客様のお名前をお一人お一人確認しながら、当館のマイクロバスにご乗車頂いた。ご挨拶の最後は、涙で声にならなかった。横に並んだスタッフ、誘導するスタッフも泣いていた。お客様も泣いていた。

今朝は早朝から快晴・・・私も一緒に白根山の麓までお送りした。その時初めて車窓から、更に自然災害の恐ろしさを目の当たりにする。あちこちになぎ倒された木々、道路に散乱した古木、流木、石ころ。。。お日様だけがやわらかだった。
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待機のバスが見えたとき、一人のお客様が、「これで帰れるぞ~」と叫んでいた。

マイクロバスから大型バスまでは約50メートル。途中の5メートル程が狭くて、抉れた所に鉄板を敷いて仮設に修理された危険な場所があり、その前後にスタッフが手を貸す形で立ち、誘導が始まった。お客様と私達の間に、言葉に出来ないような連帯感を感じた瞬間でもあった。

全旅館のお客様も全員スムーズ乗り込まれ、バス5台が出発された。笑顔と涙のお見送りだった。



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by manza_mama | 2008-01-21 15:57 | 湯房物語(1)~(5)

湯房物語(4)

めの一歩。

1月16日17日と二日間に渡り、日進舘の新館「湯房」のオープンパーティーを行ないました。

初日は嬬恋村村会議員でもある大野社長の関係もあり、国会議員、県会議員、村会議員の皆様にもご参列いただき、日進舘に名前が変ったこと、「湯房」が無事に竣工した事などが報告され、今回の建築にご尽力いただいた関係業者の皆様の表彰などを行なわせて頂きました。初回のブログでご紹介した設計士の「市川総合設計事務所」、建築施工の「守谷商会」、デザインとコーディネートーとを受け持っていただいた「日本のものこと研究所」。良いご縁を頂いてここまで来たのだと、胸が熱くなりました。

乾杯の後は当館らしいエンターテイメントの演出です。泉堅さんの歌と中国雑技団のメンバーによるローリングバランスと中国の伝統国技である「京劇 変面ショー」。。。初めて拝見しましたが、本当に驚きました。
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二日目は当館の常連のお客様と出入りの業者の皆様との和気藹々としたパーティー。
エンターテイメントは昨日と同じでしたが、最後に私も一言謝辞を述べさせて頂きました。

d0137653_20453234.jpg挨拶が仕事の私です。泣くまいと心に決めておりましたが。。。感極まりました。

明治6年に万座温泉にある小さな湯小屋が日進舘と命名され、それから今日までずっと湯守りをしてきた私達。。。

最初の一歩があったから今日があります。湯房が建ちあがり、再び始めの一歩を踏み出しました。

皆様、これからもずっとずっと見守っていてくださいませ。



新館「湯房」のお風呂「万天の湯」は19日からご入浴いただけます。
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夕方お入りになると、サンセットが奇麗です。
このお風呂を作ってくださった守谷商会の皆様。。。本当にありがとうございました。

守谷商会と出会えた事も湯房の成功の一つでした。
建築業者さんの意地とプライド。。。そして無骨な態度や風貌??(キャッ失礼しました)に隠れたロマンと優しさ。。。素敵な皆さんと仕事が出来たことは良い思い出でした。

特に、優しそうだけど男気のあるk部長、顔は長いけど気は短いk課長、施主と会社に挟まれて御苦労されたパパッチことkさん、有り難う御座いました。。。あれっ!3K?????
寒冷地にお住まいの方には特に守谷商会をご紹介しま~す♪


株式会社守谷商会
http://www.moriya-s.co.jp/



---湯房物語の続き---

万座ハイウェイが通行止めになり、292号線も道路の陥没により通行止め!須坂に繋がる上信スカイラインも倒木と陥没で通行止め。雨は依然と降り続け、ついに万座温泉全体が陸の孤島と化してしまった。NHKで万座温泉への交通が遮断されましたとニュースが流れた。館内には225名のお客様がいらっしゃる。このまま何日も道路が復旧しなければ、温泉は止まってしまっているし、お食事も提供できない。。。日付は9月12日になっていた。d0137653_20514356.jpg

お客様やスタッフに疲労の色が見え始め、私自身も眠れぬ日々を過ごしていた。普段当たり前のように与えられていた水や電気の有難さを感じたのも、良く覚えている。早く復旧しますように。。。祈りながら働いていた。



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by manza_mama | 2008-01-18 18:28 | 湯房物語(1)~(5)

湯房物語(3)

寒い毎日でございます。

2008年になり、ホット息をつきましたら8日になっておりました。
今年も年始のご旅行に沢山のお客様にご来館いただき、感謝でございます。

d0137653_1827421.jpg既にご案内のとうり、当社は平成二十年一月一日より社名が株式会社日進舘に生まれ変わりました
湯房という新館が増設され、駐車場には大きな日進館の看板が付きましたが、経営陣は変りません!!!
今年のお正月はオープンしたての湯房に行きっきりでしたから、常連のお客様に「女将どうしてたんや~、つぶれてしもたんかと心配したで!」とか、ご婦人達のヒソヒソ話が聞こえたかと思ったら、「経営者が変ったんじゃないの?」など・・・・
私はずっと館内におりますので、見つけたらお声をかけて下さい。

特に忙しい年末年始を過ごした私の楽しみは体重計に乗る事!
ど~んなに痩せたかと。。。。キャッ!全然痩せてないじゃあ~りませんか@@;
仕事では、簡単に痩せない事を学びました。



---湯房物語の続き---

あっという間に何百㎥という土砂と水が、日進館の周辺をとぐろを巻いた沼のようにしてしまった。当時、日進館の1Fが女子寮になっていた為に、命からがら逃げ出した女の子のスタッフの鳴き声で、いつも楽しい場所である社員食堂は、避難場所と化していた。その日は満館に近く、相変わらず降り続く雨脚は弱まるばかりか強さを増し、軽井沢では2名の生き埋め事故とニュースが流れ、危険を回避する為に日進館近くにお泊りのお客様を高台(本館と別館)に移っていただく作業や、緊急時の誘導の打ち合わせなど、慌しく動いている頃、ますみ荘のご主人が濁流に流されたまま見つからないという一報が入る。何と言うことだろう。。。

d0137653_18275825.jpgそして更に万座温泉に繋がる全ての道路が陥没や倒木の為全線通行止めという知らせが入る。ロビーでは、帰れないお客様が、情報は無いのかと興奮気味、フロントにはこんなに怖い思いをさせたのだから精神的な賠償をして欲しいと怒鳴っている女性、女将さん大丈夫?と気遣ってくださる常連のお客様。今でも鮮明に脳裏に焼きついている。

ようやく自宅に戻り、TVのチャンネルをつけると映画のようなシーンが映し出されていた。貿易センタービルが燃えている。何故?何がなんだか分からない。。。そう。9.11もう日付が変っていた。水災害は9.10。。忘れる事のできない出来事だった。


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by manza_mama | 2008-01-07 18:41 | 湯房物語(1)~(5)

湯房物語(2)

年、けましてめでとうございます。

1800メートル上空の万座温泉より、謹んで新年のご挨拶申し上げます。

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昨年末オープンしました「湯房」は万座で一番高台にございます。

こんなに自然とは素晴らしいものかと、今更ながらに感じる景色でございます。是非お泊りにいらして下さいませ。

「過去には理解をもって、将来には夢をもって、周囲には愛をもって」

今年一年頑張りたいと思います。



---湯房物語の続き---

春から始まった打ち合わせも、気が付くと万座の山々は、ほんのり色づき始めたある日の昼下がり、昨夜からの雨音が鳴り止まない不安を感じた正にその瞬間、重苦しい山田部長からの内線電話・・・「女将さん、日進館が危険です。流されるかもしれません。周辺のお客様とスタッフを避難誘導しています。」私は、こんな大雨にもかかわらず、電話をもらうまで旧日進館の危険に気が回らなかった自分に腹を立てながら、「神様、どうか大きな事になりませんように、そして人身事故が起きませんように」と祈り、雨合羽と長靴を履いて旧日進館に向かった。その時私の手には懐中電灯・・・昼間なのに、いったい私はそれをどうしようと思って手にしたのだろうか・・・恐ろしくて何か持たずにはいられなかったのだろうと思う。


d0137653_21222312.jpg私が駆けつけたときは、すでに何人ものお客様が助け出されていた。突然の濁流が流れ込んだ「苦湯」「鉄湯」「真湯」「ラジウム湯」は一瞬建物が持ち上がったとの証言もある。名古屋からの常連のお客様は、裸のまま土石流が流れ込み、もうだめかと思ったその瞬間、いち早く駆けつけてくれていた駐車場係りの板垣さんが勇敢にもお風呂で動けなくなっているそのご婦人を抱きかかえ、助け出してくれた。もう少し遅ければ、二人とも流されていたかもしれない。言いようのない神の守りを感じた。

そしてその時に、お客様も会社も救って下さった板垣さんは、30年間勤めあげた今年の夏、天国に凱旋された。

                                              旧日進館
「有り難う、本当に有り難う・・」もう直ぐ「湯房」が竣工します。天国で見守っていてください。



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by manza_mama | 2008-01-02 22:00 | 湯房物語(1)~(5)

湯房物語(1)


時の計画では、現在の玄関前の駐車場の一部に36室の建物を建築するというもので、和室中心で一部ベッドルームという今振り返ると現況の別館と変らない間取りであったように思う。

古くて、長い階段を延々と歩いて行って頂く建物に閉口していた私は、間取りよりも本館から少しでも近い所に建つことに夢中になっていたような気がする。それでも、本館の1Fから長寿の湯の下に連絡通路を作り、バリアフリーで「湯房」まで行かれるばかりか、星の見える展望台なるものまで計画に入っていたし、極楽湯まで、つり橋を渡して歩いて頂こうと言う壮大な計画に、胸が高まっていた。新しい建物で商売が出来る!その嬉しさで、どんなに夜遅い打ち合わせでも苦労と思わない日々が続いていた。




6年後の2007年12月。。。まさに明日「湯房」がOPENします。

ここ数日は、多くのスタッフと共に、備品の搬入や許可申請に心血を注いできました。ここまで来ると、夢は必ず叶うのだと実感しています。

多くの困難や想定外のアクシデントを越えてきたからこそ、喜びを噛み締める事のできる今日があります。

今年もあとわずかとなり、思い起こす事もできないような忙しさと充実感は、正に「湯房」のお陰だったと思います。

これから少しずつ、今日に至るまでの物語をブログに懐古しながら、感謝と共に振り返って行きたいと考えています…。


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by manza_mama | 2007-12-28 20:43 | 湯房物語(1)~(5)


万座温泉・日進舘女将が、湯房建設のエピソードをつづります。
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