万座 湯房物語



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湯房物語(1)


時の計画では、現在の玄関前の駐車場の一部に36室の建物を建築するというもので、和室中心で一部ベッドルームという今振り返ると現況の別館と変らない間取りであったように思う。

古くて、長い階段を延々と歩いて行って頂く建物に閉口していた私は、間取りよりも本館から少しでも近い所に建つことに夢中になっていたような気がする。それでも、本館の1Fから長寿の湯の下に連絡通路を作り、バリアフリーで「湯房」まで行かれるばかりか、星の見える展望台なるものまで計画に入っていたし、極楽湯まで、つり橋を渡して歩いて頂こうと言う壮大な計画に、胸が高まっていた。新しい建物で商売が出来る!その嬉しさで、どんなに夜遅い打ち合わせでも苦労と思わない日々が続いていた。




6年後の2007年12月。。。まさに明日「湯房」がOPENします。

ここ数日は、多くのスタッフと共に、備品の搬入や許可申請に心血を注いできました。ここまで来ると、夢は必ず叶うのだと実感しています。

多くの困難や想定外のアクシデントを越えてきたからこそ、喜びを噛み締める事のできる今日があります。

今年もあとわずかとなり、思い起こす事もできないような忙しさと充実感は、正に「湯房」のお陰だったと思います。

これから少しずつ、今日に至るまでの物語をブログに懐古しながら、感謝と共に振り返って行きたいと考えています…。


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by manza_mama | 2007-12-28 20:43 | 湯房物語(1)~(5)

6年前の決断


れはもう6年前になるだろうか・・・突然社長が新館建設の話を持ち出した。


戸惑いながらも、数年の間、新規投資を行わずに、古い建物を労わりながら営業していた私にとって、嬉しさのあまり、頬をつねった事を思い出す。何処に建設するのか、どんな客層を狙うのか、何室つくるのかなどの話し合いが始まった。

とにもかくにも、建築の基本である設計士を決める事から始めようということになり、昭和54年に今の万座温泉ホテルを建築に携わってくださった市川皓一氏にお願いすることが決まった。

市川皓一 市川総合設計室
http://www.jcarb.com/KenchikukaShousai_8708002.html


それ以来、市川先生は何度となく万座に足を運んでくださり、長年の私達の夢に向けて、数々の提案をしてくださった。最初の建築の時には私自身は万座に嫁ぐ前の事であり、どのような苦労があったかなどしらぬまま、新しい建物と一緒に万座の人生が始まったので、初めて手がける旅館建築は、怖くもあり楽しみでもあった。

どんどん設計図が具体的になり、当時業績も順調であった当社に銀行もすんなり融資をしてくださる事が決まり、2001年年末までに設計図を完成させ、2002年の3月までに必要な許可申請を全て取り付け、雪解けと共に着工の予定で素人ながら何度も何度も設計図を見ては、新館の立ち上がる姿を描く毎日だった。

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当時の日進舘万座温泉ホテル全景


それが「湯房」のスタート。

「湯房」・・・お湯を楽しみ、同時に心も癒す処、そんな願いをこめて付けられたその建物に、次々と試練が待ち構えていようとは、誰一人知る術もなかった・・・

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by manza_mama | 2007-12-23 00:33 | プロローグ


万座温泉・日進舘女将が、湯房建設のエピソードをつづります。
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