万座 湯房物語



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湯房物語(48)

雛様

立春を過ぎ、日差しが眩しい今日この頃です。
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昨年は「からまつ」に飾られた雛人形は、今年はロビーのピアノの上に静かに佇んでいます。

28年前、長女が誕生したお祝いに実家の両親が買い求めてくれた思い出の人形です。

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毎年、こうして「日進館」のどこかに飾られた雛人形は万座で春を迎える女将の姿も見ていてくれたはずです。
実家の両親が、どんな思いで私を万座に嫁がせ、孫娘の成長を願い、安全と平安と幸せを願ってくれていたでしょう。。。

今年で30回目の春を迎えます。

皆様、豊かな春をお迎え下さいませ。


---湯房物語の続き---


d0137653_152435.jpg先月から、職人さん達の数が増え、12月にはいる頃から100人以上の職人さん達が、様々な作業に当たっていた。さながら工事現場は戦いの場所であるにもかかわらず、素人の私がダメだしをする事も良くあった。例えば見切りや腰壁の色が気に入らないとか、トイレットホルダーの選び方が悪いとか、今年との位置を変えて欲しいとか。。。その都度プロの職人さんに伝えるのは勇気のあることだったが、言うのは一瞬、言わなければ30年嫌な思いをしなくてはならない。とにかくこの頃になると、高台から見守っている先祖の皆さんがわたしの背中を押しているとしか思えないほどの力が出ていたと思う。25日には湯のみ茶碗やポット、灰皿、栓抜きなどの小さな備品からベッドや大型家具まで備え付けなければならない。夜遅くまで、若女将と一緒に既に到着している備品の梱包を解き、検品しては値札を外し、一斉に運べるように段取りを進めた。



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by manza_mama | 2009-02-13 14:43 | 湯房物語(46)~(50)

湯房物語(47)



今日は節分。

「鬼は~外!福は~内!」子供達が小さい時は、お面を作って一緒に豆まきをしたことを思い出します。

一姫二太郎の我が家では、最初の頃は風情のある少し照れながらの豆まきが始まるのですが、何回かやるうちに拍車がかかり、小さい手のひらに握られた大豆は、いつしか室内雪合戦ならず、豆合戦に早代わりし、終わった後の片付けに並行したのを思い出します。

旧暦では2月からが新年。
私にとっても新しい一年が始まります。☆☆がんばらなくっちゃ☆☆

頑張れ自分!


---湯房物語の続き---

d0137653_1894781.jpg12月になったとたんに、沢山の雪に包まれた。外壁が完成していたお陰で、館内の作業であったのは幸いしたが、予想どうり浴場棟は年を越す事が決まった。とにかく年内に客室を完成させ、お正月のお客様を入れなくてはならない。現場事務所の工程表に河村氏の字で12月25日竣工と書かれた。いよいよなのだと身が引き締まった事を思い出す。多目的ホール「からまつ」の家具を急遽発注し、年末年始は新しい食堂でお食事を提供する事も決まった。予定外、想定外の事もありながら、刻々と竣工に向けての作業が進められて行った。



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by manza_mama | 2009-02-03 17:41 | 湯房物語(46)~(50)


万座温泉・日進舘女将が、湯房建設のエピソードをつづります。
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