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万座 湯房物語



湯房物語(12)


体験。

3月25日快晴。
兼ねてよりチャンスを待っていた私に絶好の機会が与えられました。。。。スノーシュー♪♪

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湯房物語(12)_d0137653_1852654.jpg30年近く国立公園指定第一級地区に住んでいながら、じっくりと森に入った事も無かったですし、カラマツ天然母樹林なるものも見たことも無く、一人で自然の中に入って行く勇気も無く過ごしておりましたが、森林インストラクターの資格を持ち、万座でエコツアーを定着させようと取り組む当館社員の木村道紘君の案内で現実のものとなりました。


湯房物語(12)_d0137653_187241.jpg青というよりも藍に近い空。一面の真っ白い雪。スノーシューの音を道ずれに森の中に入っていきました。

夏季は笹が生い茂り、雪のある今しか歩行できない場所に立ち入りました。

森は何処までも深く、雄大です。日頃車の中からやり過ごしていたその場所に自分が立っていることの不思議を感じました。

スノーシューも初体験でしたが、思ったより歩きやすく、快適でした。

湯房物語(12)_d0137653_18212261.jpg最初に私を迎えてくれた暴れ木(仁王松)は、この森の門番。まっすぐ空に向かって伸びているシラビソは美しく荘厳ですが、個性のある木の方が力強く印象的であると思いました。

湯房物語(12)_d0137653_18171229.jpg奥へ奥へと進んで行き、母なる木々に挨拶をし、大きく開けた丘ではお茶とお菓子(白樺物語)を頂き、約2時間半のスノーシューツアーを終えました。

思ったより全然疲れないし、寒くないし、あっという間に時が過ぎていました。

  そ れ で 。。。。


湯房物語(12)_d0137653_1842890.jpgこの事をお一人でも多くの方々にお知らせしたい、体験していただきたいと思い、何と翌日も、お客様とスタッフをお誘いして同じコースをたどりました。


湯房物語(12)_d0137653_18443754.jpgその日は生憎の天候で、出発時は小雪が舞い散っておりました。進むにつれ雪はどんどん降り積もり、霧も出ていましたので短時間の探索でしたが、木立で休んだ時に頂いたお茶とチョコレートは、ひとしお美味しくいただけました。降りしきる雪の中に私たちだけでしたので、まるで遭難救助を待つような体験もできました。

湯房物語(12)_d0137653_18465921.jpgそれでも、雪が降りしきる中でのスノーシューは野趣に溢れ、時が止まってしまったかのように感じる静寂の中で自然に触れる事は自分自身を清め、見つめる素敵な時間でした。

今年はもう直ぐそこまで春がやってきておりますので、来冬シーズンから多くの方々をご案内できたらと考えておりますので、楽しみにしていてください。



スノーシュー、及び嬬恋村の自然について詳しい事をお知りになりたい方は
是・是・是非 ネイチャー木村 のホームページをご覧くださいませ。



---湯房物語の続き---

相変わらず忙しい毎日を過ごしていたが、なかなか進まない浴場棟の計画や、事故のショックで物事を建設的に考える力や、前向きに捉える気持ちが無い日々を送っていたように感じる。

今で言う鬱状態とでも言うのだろうか。自分でも自覚できるほどのことであるから軽度のことであるけれど、気が付いたら体重が短期間の間に4キロも減っていた。様々なことが気になりながらも、少し休養が必要ではないかと主人に言われ、たまには海外旅行でも行こうと誘われる。。。そしてこの旅が、又又驚くようなことが起こるのだから私の人生は飽きることが無い。



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by manza_mama | 2008-03-27 17:56 | 湯房物語(11)~(15)
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万座温泉・日進舘女将が、湯房建設のエピソードをつづります。

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